カテゴリー: 経営改善
はじめましてB&Cメディカル代表の井尻雄久と申します。
『地域で選ばれ続ける医療機関へー参加費無料の医療マーケティングセミナー』を開催しています。この記事では、なぜ本セミナーを開催するに至ったのか、セミナーでどんなことをお伝えしたいのかをお話していきます。セミナーにご参加を検討されている方は、ぜひご覧ください。
目次
厚労省発表のデータ(※)によると、クリニック(一般診療所)の全体数は増加しており、2023年では有床の一般診療所が減少する一方で、無床一般診療所は増加しています。新たに開業もしくは再開したクリニックの数では毎年6000前後、一方廃止または休止した数もほぼ同数の状況が続いています。
一方、開業から10年以内に廃業する割合は35%前後で、歯科医院でも10年以内の廃業率が30%という状況です。廃業の主な要因としては、経営不振や人材不足が挙げられます。また都市部を中心に、競争激化による経営維持の困難から廃業という理由が見受けられます。これらのことから、医療経営の難しさが伺えます。
私は、これまで全国の医療機関の経営を個別にサポートしてきた中で、院長や医療経営者が抱えるお悩みと向き合ってきました。そこで分かったのは、多くの院長・医療経営者が、患者様とスタッフの安定的な獲得に苦労していることです。
患者様が思うように増えない医療機関の多くが、患者様を増やそうとして、医療機関が提供する「機能的な価値」を高めようとします。
例えば、
などです。
院長や医療経営者の多くが、医療の機能的価値を向上させるために経営資源を使っています。
専門性や技術といった機能的価値は患者満足を高めるため有効です。ただし、機能的価値を高めても、医療経営を安定的に成長させることは難しいのです。それは、「医療機関の専門性や技術レベルが高い」と言われても、見込みの患者様には分かりにくいためです。もちろん、専門性や技術といった機能的価値は重要です。しかしながら、経営の安定化に向けては、「患者様とスタッフの獲得力=医療マーケティング力」が不可欠です。
※参照:厚生労働省 令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況
患者様は地域にあるいくつかの医療機関から、自分に合った医療機関を選びます。それは、症状に合っているかどうかだけでなく、自分の価値観や感性に合っているかどうかで比較検討します。そのため、設備や技術といった「医療の機能的な側面」だけではなく、「情緒的な側面」も含めて、独自価値を明らかにし、それに基づく情報を提供することが求められます。
あなたの医療機関が生み出す未来の姿を明確にし、そのビジョンを効果的な情報発信や患者対応に落とし込んでいくこと。そうすることで、患者数、スタッフの応募数、リピート率、収益が格段と上がっていきます。こうした、医療機関が示すビジョンに対する患者様とスタッフの共感から、経営を安定的に成長させるマーケティング手法を「共感マーケティング」と言います。
共感マーケティングは、医療機関が「地域で患者様とスタッフから選ばれ続けるための仕組みづくり」です。マーケティングと聞くと、何か効率的に顧客を集める仕組みと思われるところがあります。もちろん、顧客を獲得する仕組みであることは間違いありません。
しかしながら、マーケティングの本来的な目的は、商品やサービスの特長や価値を正しく伝え、その価値によって生まれる地域の未来に共感した人に、結果としてご利用いただくことです。そういう観点からすると、医療に求められるマーケティングは医療機関に対する「信頼と共感を獲得する仕組みづくり」ということができます。
では、医療経営で求められる「共感獲得」とはどういうものでしょう?もちろん、信頼が第一です。共感を獲得する上で、信頼を得ることは不可欠になります。
その上で患者様やスタッフに、
といった「共感」をもっていただくこと。
こうした気持ちや心理を患者様の中につくることが、リピートやかかりつけ、さらに口コミの拡散につながります。同様に、こうした共感が就職や転職を考えるスタッフの心を動かし、入職への応募動機につながります。そして、あなたの医療機関のビジョンに共感した「ロイヤルティの高い患者様」と「主体性の高いスタッフ」を増やすことで、医療経営を安定的かつ効率的に成長させることができます。
ただ、こうした共感をつくり、「患者様とスタッフを集めるスキル」は、いわゆる医療の技術やスキルとは全く異なるスキルになります。医療としての専門性や技術力を高めても、残念ながら患者様やスタッフの「共感」を獲得することはできません。専門性や技術は医療機関が提供する機能的な側面であって、情緒的な満足や共感を生み出すには十分ではないためです。ところが、医療には法律や医療広告ガイドラインの制約があり、治療の効果を伝えることができません。その点がいわゆる企業とは異なる、医療ならではのマーケティング上の課題とも言えます。
こうした医療経営で、患者様とスタッフを安定的に獲得し、成長と持続性を高めていくには、医療ならではの特殊性を踏まえた信頼構築と共感獲得に基づく「選ばれ続ける仕組みづくり」のノウハウが必要になります。
医療機関にとって、マーケティングは決して営業行為ではありません。
この3点が重要になります。
本セミナーは、これらに該当する院長、医師、医療経営者、治療家には最適なセミナーです。
私がセミナーでお伝えするのは、医療に特化した、経営を安定化させる発想です。そして、医療ならでは制約がある中で、患者様とスタッフから選ばれ続けるための医療マーケティングの考え方です。ですので、マーケティングの技術的なノウハウをお伝えするつもりはありません。
本セミナーでは、以下のことをお伝えします。
などです。(時間の都合などにより一部変更になることがあります)
セミナーは無料で受講いただけますので、ご興味ございましたら下記ページよりお申し込みください。セミナーにご参加いただいた皆さまには、ご満足いただる内容になっています。